
Netflixで配信中のアニメ映画「超かぐや姫!」を見て、小説版を読んでそして映画館でもう一周見てきました。ので、オタクの感想という感じ。映画あるいは小説単体への感想ではなく、超かぐや姫というコンテンツ全体への感想と評価だという点にご留意していただいた上で読んでいただければ幸いです。
一応言っておくと、僕はここ最近見たコンテンツで超かぐや姫が一番刺さっており、とても大好きな作品です。ですので、一部批評家みたいなことも言いますが基本的にポジティブなオタク感想が主なところになります。特に難しいことは書かず、ひたすらに書きたいことを書きますので、多分読みづらいですが悪しからず。
ネタバレしかないです。未視聴の方は今すぐ見て&読んでください。
予め言っておきますが、僕は関係性オタクで百合は非常に好きな部類です。で、その上で超かぐや姫の映画と小説を摂取した感想を一言で言うと、「最高!」です。まあ、とはいってもそれに至るまで考えたこととか評価基準とか、個人的な狂いポイントとかいろいろあるのでそういった細かいところをつらつら書いていこう!という記事になります。
オタクって好きなコンテンツの他人の感想見るの好きだろ?という顔で書きます。よければお付き合いください。
良かったところがあまりにも多いので、最初に気になったところから書きます。とはいっても、全体で見て「ん?」となった部分って最終的に全くと言っていいほど残らなかったので、この気になったところというのも映画1回目➡小説➡映画2回目と見た中の、映画1回目時点で気になったところとなります。
で、その時点で気になってたところが小説で大体わかったから最終的にほぼ残ってないという話。
小説で全部解決した気になったこと1つ目です。映画初見だと、何故彩葉が母親にあそこまで執着するのかという部分について少し描写が足りていないように思いました。まあ尺の問題、演出の問題だと言ってしまえばそれまでなのですが、小説版で脳内にべっとりこびりついた母親の影があれだけ見えていると、どうしても映画版は物足りなく見えてしまいましたね。
小説の彩葉、マジでことあるごとにかつての母親のセリフが脳内に浮かんでて、「おお」となりました。流石に映画であのレベルで母親のセリフ流してたら、その手の親元で育った人からの評価は最悪になる気がしますし、テンポも悪くなるから仕方がないとはいえ、もう少しやり方あった気がしています。
お兄ちゃんについてもそうですね。小説読んで映画2周目見るとまあ全部理解できるんですが、やっぱり映画単体だと色々と抜けている情報が多かったりで「よくわからん」と思う部分がありました。
いやまあ、「そういうキャラだろ」と言われてしまえばそうなんですよね。それはそうなんですが、物語の特性上、彩葉がヤチヨにハマっているというのが非常に重要で不可欠な要素である以上、もう少し掘り下げてくれても良かったのかなあ……と。
で、こちらも小説版ではしっかりと描かれている内容となります。ただ、映画だけしか見ない人も多いと思うので、ここは彩葉というキャラクターの根幹にも関わる部分ですし、もっと描写するべきだと思います。
映画の足りないと思ったところは小説で全て補完されたためシナリオとしての文句はマジでなし、前述の通り僕は百合、もといキャラとキャラの関係性における心理描写とかそういったものが大好物なので、キャラ萌え部分についても文句なしで、いいところを聞かれると「全部!」と言いたくなります。
が、それではつまらない気もするので、特に僕が気に入っている部分の話をします。
特に小説版、神です。百合の温度感ってやっぱり湿っぽい方がいいというか、小説版は基本的に彩葉視点で描かれていることもあって、かぐやへの感情がこれでもか!というほどに描かれています。
映画版でもかなり良かった後半の花火大会のあたりからは特に凄くて、「月への帰還」という話題をずっと振ることができずにいる描写なんかはほんとニコニコしながら苦しんでいました。
帝との対決を終えてあーだこーだあった後、「早く帰っちゃえばいいのに」みたいなことを彩葉がソファで言ってるシーンもあったと思います。あれほんといいスパイスになってるなあと思いました。この描写があるおかげで、「帰らなくてはいけない」という事実が差し迫って、初めてかぐやのいない日常について考えてしまった彩葉の苦しさが強調されていたと思うので、マジで良かった。
「かぐやがいなくなること」に対して彩葉が抱く感情が、寂しいとか、悲しいとかではなく、怖いに近い感じで描かれているのは超好みの百合!って感じで最高でした。レコーディングをするときに、かぐやが目の前からふと消えてしまった部分なんかがいい例だと思います。本当に苦しくて良かった。
タイムリープがメインのシナリオって、しっかり練られていないとどうしても矛盾点が生じがちで、つまらなくなることはないけどその分難しい要素だと思っています。超かぐや姫では、そこら辺の矛盾は勿論、細かい設定部分についても気になるところがほとんどないのは、シナリオの完成度がとても高いことの証明です。詳しく色々書きたいところなんですが、その辺の話は皆さんも理解しているでしょうし省きます。
まあ、僕がバカすぎて気になると思えてすらいない可能性もありますが……
こういうことを書いていると、今僕がやってる某ソシャゲのストーリーの話とか、一番好きなエロゲの話とかしたくなりますが、ぐっとこらえて超かぐや姫の話を続けます!!(笑)
おい!お前さっき描写足りないって文句つけてたよな!←はい……
ここでお話しするのは、全てのコンテキストを理解した上での2周目だからこそわかる、描写の細かさという部分です。特にヤチヨです。ホンマに苦しい。
1周目段階では「ヤチヨは彩葉との再会を待ち望んでいる未来のかぐやである」という情報がなかったので特に何も思わなかったシーンの数々が、2周目だと非常に苦しくて良かったです。いやほんと、それ以前でも色々ありますけど、コラボライブが実現したときとかヤチヨはどんなに嬉しかったんだろうな…とか考えてしまって、普通に泣きました。
だって、大好きで大好きでたまらない彩葉に会うためだけに、8,000年間色々なことを見届けながら生きてきて、そしてついに出会えた彩葉とライブって…。というのは置いといて、この場面で歌った「EX-otogibanashi」の後半、ヤチヨがしっかりめに泣いてる描写があるんですよね。1周目だと気にもならないシーンですが、2周目だとほんと……😢という。
まだ2周なので絶対全部拾いきれてないんですが、とにかく全部知ったうえでヤチヨを見ると色々とこみあげてくるものがあります。
すみません、オタクなんですよ、僕。
いや~曲がいい。そもそも超かぐや姫自体、「あのメロディ」が超重要なわけですが、「あのメロディ」が使われた曲2つとも良すぎ!?!?!しかも曲名「Remember」と「Reply」って。普段歌詞とか一切気にしないタイプなんですが、良いシナリオにくっついてくる曲は歌詞も染みるので思わず聞いちゃいますよねえ。
シナリオそんなに関係ない曲もどれも好みでした。そもそも僕は透明感のある女性Vo曲が好きなので、ヤチヨ(cv. 早見沙織)の時点で「く…くる!」となっていたんですが、案の定という感じ。あと電子音楽(クラブサウンド全般)も大好きです。「星降る海」は前者で刺さり、「メルト CPK! Remix」は後者で大刺さりです。メルトに関しては映画館で流すには音の治安が悪すぎるだろ😡😡😡
カバー曲もとても良い!俺でも知っているレベルの名曲揃いでした。特に「ray」に関しては、曲がいいのはもちろんのこと、歌詞が超かぐや姫イメージソングとして完璧すぎる。超かぐや姫のためにバンプが書き下ろしたって言っても信じるぞ俺は。


正直いくらでも話せる気がするんですが、あんまり長くし過ぎてもなというのと、あとまだ拾いきれてない要素が多そうなので一旦この辺で締めようかなと思います!
Misskeyのフォロワーが公開当初?からTLで一生狂っていたのでずっと気になってはいたんですが、どうしても腰が重くて放置していました。しかし、2月に入って狂人(くるいんちゅ)が複数人になったことで「流石に見るか…」となって素晴らしい作品に出合うことができました。フォロワーのみんな、マジでありがとう。久しぶりに流行りコンテンツにここまで熱持ってのめり込んでる気がします。絶対もう1回以上映画見る気がする。
最後に、やっぱり女の子は女の子同士で恋愛するべきなんだよな!みんなもそう思うだろ?