chatGPTからGeminiに完全移行した

chatGPTからGeminiに完全移行した

2025-12-03
読了時間: 6分
#chatGPT-5 #Gemini-3.0

概要

Gemini 3 proのリリースに際して、メインで使うLLMをchatGPTのGPT-5.1からGeminiに完全に切り替えたのでその雑記的な感じ。

僕が感じているそれぞれの利点と、Gemini使う上での僕なりの調教についてなんかを雑に書いていこうかなと思います。「Gemini 3 proがすごいぞ!」といううわさが気になっている人なんかはもしかしたら参考になるかもしれません。ただ、あくまでも個人の感想なのであしからず。

なんで移行したん?

端的に言うとGemini 3 proの方が安いのに(後述)かなり賢くて感動したからです。

2.5時代のGeminiって、資料まとめる力はすごそうな感じあったけど会話はなんかぎこちないし、Google製なのに全然検索しないから情報古いしで、わざわざ使う理由がありませんでした。が、先日リリースされた3 proくんはかなり進化していて、会話のぎこちなさとこちらが入力していない意思みたいなものを読み取る力が体感かなり改善され優秀になった気がしています。相変わらず自発的に検索はしてくれませんが…

技術系の情報を追っている方なら、3 proくん製のアプリケーションの出来が良すぎて驚愕するエンジニアのツイートみたいなのを死ぬほど見かけたかと思いますが、コード生成だけでなく日常会話部分もかなり進化しているのが3 proくんです。

普段はAI相手にこんなこと書かないけど、まあこういう感じ
普段はAI相手にこんなこと書かないけど、まあこういう感じ

あと、Google oneというGeminiの高度モデルだとかドライブのストレージ2TBとかがまとめられたサブスクがあるんですが、Googleが先日学生向けに何故かこれを1年分無償配布していたというのも理由としてデカいです。3 proを無料で使い放題ですからね。

うーんありがとう
うーんありがとう

chatGPTの方は定期的に何故か配られる無料体験と、たまにするpro課金で高度モデルを使っている状況だったので、「Geminiこんだけ賢いなら無料だしこっち使お~!」という感じですね。

ここがすごいぞ!ここがダメだね!Gemini 3 proくん

いくつかあるのでchatGPTのGPT-5.1 thinkingGemini 3 proを比較する形式で書いていきます。こちらからプロンプトを渡してやることで改善できるものも多いので、そういったものは下に別項で書きます。あくまでもデフォルト状態の比較だと思ってください。

良いところ

1. 渡した資料覚えておける量がデカい

そのままです。褒められたものなのかはかなり怪しいところありますが、自分のまとめノートなんかを全部丸投げして、学期末のテスト勉強を手伝ってもらうときなんかに、まとめノートの内容をすべて覚えていてくれます。「これどこにあった?」と聞いたらかなり前の物でも一発でソースを表示してくれます。

ただ、大した量の資料を投げないならここはGPTでも十分かもしれません。

2. Youtube動画の読み込み/要約が神

最強です。流石Google製というだけあって、Youtubeの動画の読み込みの精度が段違いで良いです。Geminiくんはしっかり動画の音声や各フレームの中身を見ているようで、「10:59~のグラフがこうなっているのは何故?」みたいに聞くとしっかり教えてくれます。これは現時点で使った中だとGeminiにしかない強みだと思いますね。

すごいよ
すごいよ

画像生成だとかいろいろあるんですが、そちらの方は僕が個人的に使っていないので書けることがないということで省略。

悪いところ

1. 調教しないとポンコツなところがある

最大の弱点だと思います。chatGPTなんかと同様、Geminiもパーソナライズの設定からお好きなプロンプトを投げて調教を行えるのですが、ここで色々書いてやらないとダメダメな部分がちょいちょいあります。

例えば前述した検索ですね。これ2.5の頃からずっとそうなんですが、GPTはこちらが「検索して」と言わずとも検索して最新情報を持ってくるのに対し、GeminiはGoogle製にも拘らず全く検索しないで学習したデータから回答しようとする傾向が強いです。以下は両者の一時チャット(カスタムプロンプト無効状態)で別モデルの最新バージョンについて質問したところ得られた返答です。

Gemini 3 pro未調教
Gemini 3 pro未調教

GPT 5.1(今は課金していない)  未調教
GPT 5.1(今は課金していない)  未調教

これでわかるように、GPTは質問に対し検索して現在の最新情報を回答しようとするのに対し、Geminiは未調教だと一切検索をしません。「検索して」と言えば検索してくれることも多いですが、いちいちそんなの書くの面倒ですよね。

2. デフォルトの「空気読み」精度でGPTに負ける

生成AIをどのように使うかによっては致命的です。僕は質問や討論でしか生成AIを使いませんが、人によってはchatGPTを恋人とのチャットのように使ったり、メンタルケアのための壁打ち相手にしたり、あるいは二次元キャラをトレースさせてGPT○○(キャラ名)のような使い方をしている人もいると思います。

こういうときに大事になってくるのが、AI側の空気読み技術かなと思います。GPTは何も言わずとも、こちらの入力に書いていない部分まで察して(推論して)回答を作成し、気持ちを理解したふりに徹するのがうまいです。また、こちらの入力トーンに合わせて、出力を敬語にしたり友達のようなトーンにしたりと、ユーザーの空気感を読んだ回答を作成する点で優れていると思います。

何を察したのか、毎回自己紹介してくるようになったGPTくん
何を察したのか、毎回自己紹介してくるようになったGPTくん

一方で、Geminiは未調教だと常に堅苦しい敬語で、察するなんてことはほぼしません。ですから、使う人によっては「なんかGeminiと会話嚙み合わないんだよなあ」と感じる場合もあるんじゃないかと思います。

調教

これらの悪いところを全て改善できるのが調教、つまるところカスタムプロンプトを渡す行為です。

パーソナライズ設定から、色々と指示を出してあげることでGemini 3 proくんにしかない利点を活かしつつ、chatGPT並みの空気読み能力と間違いの少なさも備えた最強AIにしていきます。以下は僕がGeminiで使っている指示となります。良ければ参考にしてください。

かなり正確になる
かなり正確になる

一番上は、僕がサボりがちな某について叱咤激励してくれる存在が必要だと考えこういう設定にしています。以前「chatGPTのいい人モードを取り去ってみた」みたいな記事が話題になっていましたが、それのGemini版みたいなもんです。

他に重要なのだと上から2,3番目でしょうか。これはGoogleのGemini公式のドキュメントに載っている解答の質を高めるプロンプトを和訳してはっつけたものになります。実際精度が上がっているのかは比較していないので謎ですが、少なくとも調教済みGeminiくんがズレた回答をしてくることはなくなりました。

先ほど欠点としてあげた検索しない問題についても、「ユーザーから指示されずとも検索しろ!」と書き加えてあげればしっかりと回答するようになります。

調教済みだとこうなる 初期状態でこれやって欲しいんですがね
調教済みだとこうなる 初期状態でこれやって欲しいんですがね

…というように、Geminiくんのポンコツなところや使う上で気にくわない口調や空気感なんかの部分はプロンプトを与えれば十分解決可能なんです。

学生で無料、他より優れている点がありつつプロンプト次第で欠点もなくせるなら、わざわざchatGPTにお金を払い続ける必要もないなと思い今回完全に乗り換えたというわけです。

おわり

色々書きましたが、Geminiの魅力が伝わっていればいいなと思います(回し者ではありません)。

個人的にかなり助かっているのはYoutube動画の中身までしっかり見れるという利点で、動画の内容を要約させて課題を楽にする(誉められたものではない)・ 趣味の動画を読み込ませて中身について自分の理解度をチェックするために雑談するとかみたいな使い方ができて良いです。Youtube見てる時間かなり長いので。

Gemini 3 proが出てからOpen AIがコードレッドみたいな緊急事態宣言をを発令したりして、生成AI界はいつでも話題が絶えなくてすごいな~と小学生並みの感想を抱いている僕です。chatGPTやClaudeなんかがありえない進化を遂げてこない限りは、壁打ち相手はGemini 3、開発補助のAIエージェントもGemini 3搭載のAntigravityを使ってGemini依存に突っ走っていこうかなという所存です。

ここまで読んでGemini proそこそこ興味持った人、何故かいま僕はGoogle AI proの4か月無料体験を配布できる権利を持っているので声かけてください。招待コードあげます。

あと2人無料で招待できるらしい、ナニコレ
あと2人無料で招待できるらしい、ナニコレ

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